平成27年3月御挨拶

御挨拶 「地方創生元年、未来を拓く年に!」
日ごろより、多大なご支援を頂き、本当に感謝申し上げます。
皆さまにご支援を頂き、市会議員にさせて頂き、一年がすぎました。先の3月議会においては、会派代表質問を初めてさせていただき、この議会で必ず本市が未来を拓くとの強い思いでやり抜きました。
本市は昨年4月から市制60周年を記念する多くの事業を実施し、にぎわいをみせ、次の70周年に向け、進もうとしています。しかし、人口減少、厳しい財政状況や高齢化に伴う個人市民税の減少、社会保障関係費の増加など喫緊とする課題も多く、厳しい市政運営を求められていることはいうまでもありません。
国は、人口減少の問題に歯止めをかけ、地方の活性化を推進するために、「まち ひと しごと創生長期ビジョン」と5か年計画の総合戦略を策定しました。本市は新たなまちづくりの羅針盤として「第5次総合計画」を平成28年度の開始を目指して策定中です。大事なのは地域で責任を持ち、知恵を絞り、実情に合わせた戦略を作り上げることです。市役所、そして議会としても腕の見せどころです。
市長中心に市役所職員ひとりひとりが、また議員も知恵を出し、市民のために汗をかき、河内長野の未来の扉を開いていく一年にしていかなくてはなりません。

河内長野市健康日本一をめざして!
特定健康診断が行われるシーズンです。本市の受診率は、H25年度は目標50%に対し、39.1%(府内27.9%)。しかし、特定健診で早期に病状の徴候が見つかり、受診を勧められてもそのまま放置している一部の人もおられるのが現状のようです。
今回の議会質問で、肥満ではないが、血圧が高い方・血糖高値者の受診勧奨事業をしていただくことになりました。(正式には非肥満血圧高値者・血糖高値者受診勧奨事業)
健診で非肥満該当者であるが、血圧及び血糖が高値の人、かつ病院を受診していない加入者に対し、病院の受診勧奨を行う事業です。仕事等でなかなか受診できない理由があるかもしれませんが、症状が悪化する前に症状が軽い時に早期治療が重要です。それが健康寿命を延ばすことにつながります。

3月議会代表質問報告

件名1 市長の施制方針から

 施制方針で「まちの将来の夢」とあったが、市長の言われる本市の「夢」とは何か。v_img13

 将来のまちの姿である「安心・安全・安定した緑と笑顔のあふれるまち」の実現である。

 本市も人口減少・高齢化の進展、高齢者などの交通弱者の増加も懸念されている中、市はコンパクトシティ社会構想をどのように捉え、どのような社会を目指すのか。

 都市として持続発展していくためネットワーク型コンパクトシティを目指す。それぞれの地域が持つ資源や特色を生かしたまちづくりを進めていきたい。

要望 交通弱者の移動手段の確保を目的として、篠山市が行っているシルバー人材センターが運営している仕組みなどをモデルに本市でもつくっていただきたい。

 地域まちづくり協議会と昔からある自治体の関係がうまく理解されていない地域の対応策は。

 地域別計画の策定を機に、地域団体が参画することで、役割について理解していくと考える。

要望 関係する市民協働課と自治振興課それぞれどちらも一緒に地域に入り、汗を流してほしい。

 地域包括ケアシステム構築は、全庁で取り組みをすべき課題と考えるが見解は。v_img14

 介護、福祉の担当部署のみならず、全庁的な共通の課題として取り組みたい。

 本市で発生した孤立死の対応の不備を指摘されているが、市はどのように改善するのか。

 早期に異常を発見し、スムーズに関係部局や関係機関に情報が行き渡り、迅速に対応できる仕組みの充実強化を早急に取り組む。

要望 孤立死防止条例を。

 障がい者就労支援事業として、具体的に目標値を達成できる方策はあるのか見解は。

 関係機関との連携を強化し、適切な支援に努めたい。

要望 高床式砂栽培が導入できるように支援を。

v_img15 「空き家対策推進特別措置法」が成立し、本年5月をめどに「危険な空き家の判断基準を盛り込んだガイドライン」が示されるが、市では何が出来るようになるのか。

 以前は難しかった税情報活用による空き家等の所有者の把握や一年以上使用実績のない特定空き家などに対しての除却、修繕、助言、立木竹の伐採などの措置の指導、勧告、命令が可能。

 エコのまち 河内長野として旧消防署跡地に水素ステーションの誘致を提案するが、見解は。

 今年度は環境基本計画を見直し時期。各種学識経験者の意見を聞き、研究を進めたい。

件名2 地方創生について

 大型プレミアム商品券について。消費喚起効果を最大限に出すための方策は。

 取扱店の拡大や独自のキャンペーンの開、魅力ある店舗づくりのセミナーなども計画する。

件名3 大阪一の健幸長寿都市を目指して。健康寿命大阪一!

 府内で高齢化率の進み方が一番早い本市が、新たな「健康都市宣言」を提案するが、見解は。v_img09

 高齢者いきいき都市構想で高齢者の活力による新たなまちの活力の創造を目指したい。

 特定健診結果より2人に1人が糖尿病有所見者の本市にレセプト状況や健診結果に基づくデータヘルスの分析による糖尿病性腎症重症化予防事業を提案するが、見解は。

v_img10 専門スタッフなどマンパワーの確保、関係機関との調整など課題があるが、健康増進と医療費抑
制に向けて今後研究を行っていきたい。

問 高齢者の社会参加促進に向けたボランティアポイント制度の導入を提案するが、見解は。

 関係課で結成される庁内プロジェクトチームで検討し、平成28年度の実施に向け、進めていきたい。介護支援のためだけでなくボランティア活動を始めてみようとするきっかけづくり、高齢者に限定せずに、多くの方々の社会貢献活動につながるものにしたい。v_img11

件名4 本市の観光について

 日本遺産認定制度の申請を行い、本市の観光の目玉にと提案するが、見解は。

 観光資源の起爆剤としても期待するものだが、全庁的に連携し、十分調査研究していきたい。

 本市に観光客増加の方策をどう取り組むのか。

 「ちかくて、ふかい奥河内」をキーワードに、イメージモデル活用した広報戦略や体感できる場所の情報発信など観光戦略を進めている。

要望 市、広域で観光振興5か年計画を策定していただきたい。農業民泊・外国人などの奥河内体験ツアー、それをまとめる情報センターをつくり、(受け入れる側の)人づくりのソフトとハード面を充実していく計画をお願いします。

 府内にも外国人観光客が増加してきています。今年は高野山開創1200年祭で外国人旅行者の増加が見込まれていますが、どのような戦略で取り組みを考えていますか。

v_img12 外国人を含め観光客を取り込みを行うべく、高野街道沿いの文化財をつなぐウォーキング事業などの関連イベントの計画をはじめ、観光協会ホームページ外国語化や外国語マップなどの作成を行うなどでおもてなしのできる環境を整えていきたい。

要望 河内長野駅からリムジンで(関西空港へ)の観光ルートとして駅周辺でもお金が落とせる施策を。河内長野駅前付近のお土産の充実等、受け入れる体制づくりを。