ご挨拶 市の重点課題に庁内連携の質を高め、前進を!
皆様の真心のご支援を賜り、感謝の思いで議員活動に全力で頑張っています。
さて、この度は、台風21号・22号により、市全域に多くの被害をもたらしました。道路の陥没、崩落土砂が民家に流入など、市の連絡だけでも200件を越える被災がありました。被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。市としても災害ボランティアセンターを設置し、私も微力ですが災害ボランティアに参加いたしました。一日も早い復旧、復興をお祈りいたします。
◎財政の見える化 地方公会計が開始
今回の9月議会は、今まで見えなかった財政状況を見えるようにするために地方公会計が始まりました。これは、総務省が一定の基準を設けた全国一律の基準で、財政の見える化をしたもので、本市の借金や純資産などがわかります。地方公会計などを踏まえ、限られた予算で、集中と選択の考え方で、どこが無駄で、どこに力を入れていくか。市職員のみならず、議員もしっかり力を発揮するときです。
◎包括予算のメリット・デメリット
来年度予算から、包括予算となります。包括予算とは、予算から執行に係る権限の一部を各部局に委譲することです。狙いは、責任を明確化し、職員の意識改革を図る、行政の運営に創意・工夫が図られやすく、市民ニーズに迅速に対応しやすいことなどが挙げられます。一方で、予算削減の状況下だと事業の縮小を安易に行い、市民サービスの低下につながるデメリットもあります。
◎本市の重点課題に庁内連携をさらに進める体制で臨む
これから人口減少、少子高齢化への対策、歳を重ねても安心して暮らせるまちづくりとしての地域包括システムなどの重点課題に対して、関係する複数課の連携を確実に取れる体制をさらに進め、それらの連携の質を高めるためにも責任の所在を明確にするのが肝要です。
その点をしっかりチェック・評価し、本市の未来を大きく拓くために全力で頑張って参ります。
今年9月の報道で日本の糖尿病有病者が1000万人を超えたとの報道がありました。
本市の国民健康保険被保険者の糖尿病になっている方は、府内・国平均を上回っています。
糖尿病は、初期症状はあまり自覚がなく、安易に取られ、治療を中断する場合も少なくありません。そうすると知らないうちに重症化し、目や心臓、腎臓、神経など全身への合併症を誘発します。高齢老化が進むと血糖を下げるインスリンの分泌が少なくなるなど機能面の低下を認め、糖尿病になるケースもあるようです。
特定健診を受診し、糖尿病の指摘があれば特定保健指導を確実に受け、生活習慣の改善に努めることが大切です。体制づくりにおいては、糖尿病になっても重症化させない体制、行政と医療機関等が連携した「糖尿病性腎症重症化予防事業」を早期に実現すべきです。
皆さまの声がカタチに!
■観光・文化財関連の整備事業の予算を確保。 本市が目指す文化庁の「歴史文化基本構想を活かした観光拠点づくり事業」を島田市長、担当課長、市議会公明党で陳情に行きました。その結果、同事業は採択され、初年度約1200万円の整備事業等を国費100%で実施できることになりました。■コノミヤ北青葉台店前のバス停設置へ、8月26日供用開始 地域の皆さまから「買い物した後、登り坂で大変」などバス停設置の強いご要望を賜り、「まちづくり」「高齢者の買い物支援」の観点から議会で、また担当課等とも協議を続けてまいりました。石仏まちづくり会の皆さんをはじめ、コノミヤ(株)、南海バスなど多くの皆さま、関係機関等のご尽力もあり、バス停設置となり、8月26日より供用開始となりました。
■小中学校の洋式トイレを増設(石仏・美加の台・楠小学校、加賀田・南花台中学校) 今年の夏、議会で推進してきた小中学校の洋式トイレ増設工事(石仏・美加の台・楠小学校、加賀田・南花台中学校)が、無事終了いたしました。今後、避難所体育館トイレの洋式化も推進していきます。
■新町橋~石仏地域の通学路の道路舗装・ガードレール改修(11月1日) 見守り隊の方からのお声を頂き、石仏小学校区通学路を舗装、ガードレール改修していただきました。
■美加の台2丁目地域 カーブミラーの設置(9月25日) 見通しが悪く交通事故を起こしそうとのお声。担当課に連絡し、地元自治会にもご協力いただき、カーブミラーを設置していただきました。
■加賀田地域 排水溝の整備 7月9日夕方のゲリラ豪雨の際、371号線沿いの側道にある排水口から水が溢れだした。その水が雇用能力開発機構加賀田宿舎の敷地内に入り込んできた。同道路の排水溝が詰まりかけていると予想され、富田林土木事務所に連絡。8月後半に整備作業をしていただきました。
■南花台1丁目敷地の草の繁茂を対応
南花台1丁目地域の敷地の草が繁茂。草刈りをしていただきました。
■南花台第10公園出入り口の階段に手すり設置予定
南花台第10公園の出入り口のひとつである階段に手すりを設置していただく方向です。地域住民の方からのお声を頂き、今年度中にカタチになる予定です。
9月議会 一般質問 ダイジェスト
件名1.市民が安心して暮らせるために
問 子ども達の視力を守り、未来の可能性を閉ざさないためにスマートフォン等の見過ぎが原因で近くのものが見えづらくなるスマホ老眼の症状を持つ子どもたちが増加し、低年齢化していると言われている。これらをスクリーニングできる体制になっているのか。また就学前の検診等で近見視力検査(30㎝の距離で行う視力検査)を導入すべきではないか。
答 学校はもとより、家庭でも啓発活動を図ることを考えていく。就学時健康診断の様式を眼科医と相談しているところである。
再質問・要望 ICT教育として本市は進んでいる。今後、教育現場でタブレットは1人に1台持つ時代となる。子育てのまちのモデル地域として体制強化をしていくよう要望する。
問 ブルーカードシステムは救急需要の急増への対策等として患者と病院をつなぐ仕組みである。着実に進めるべきではないか。
答 今、35名の登録医となり、これからも増やしていく。市としても周知に努めていく。
要望 他市のケアマネジャーなどからも評価が高い本事業。着実に進めていくことを要望する。
ブルーカードシステムとは・・・緊急時患者受診(搬送)のための休日夜間病状急変時対応型システムのこと。事前に患者情報等を登録し、急変時の受け入れの「連携病院」を確保しておくもの。医師会会員のかかりつけ医(同事業の登録医)が交付する。件名2.空き家対策について
問 新たな住宅セーフティネット法を受けてどう展開するのか。
答 (新たな住宅セーフティネット法は)民間の空き家等を活用し、高齢者、低所得者、子育て世帯等の住宅確保要配慮者の入居を拒まない賃貸住宅の登録制度が創設された。広く情報発信し、空き家の有効活用も促進したいと考えている。
再質問・要望 対象者にもっと周知できるように子育て、障がい福祉など関係課にも連携し、情報提供していく体制を要望する。
問 住宅宿泊事業法が成立したが、本市の民泊の考え方は。
答 市に滞在できるような観光メニューづくりをして、多くの人に来てきただくことが重なり宿泊施設が不足し、民泊の活用が進むという流れが理想的と考える。
再質問・要望 相談があれば市としてもしっかりサポートを行うことを要望する。
件名3.歴史文化など魅力あふれる本市だからこそクラウドファンディングの仕組みを。魅力発信・交流人口増加の効果もある。
答 現在策定を進めている文化財保存活用計画に反映されるべく研究を進めるとともに、それを生かして、大規模な保存修理事業等が計画された際は、事業主となる文化財所有者にもその制度の運用を提案していきたい。また究極の着地型観光ツールのひとつであると思う。
再質問・要望 シティマラソンにクラウドファンディングを導入しては?
答 財源確保の観点から積極的に実行委員会で議論していきたいと考えている。
クラウドファンディングとは・・・ある目的のためにインターネットを通じて不特定多数から資金を集めること。