ご挨拶 「未来を創る子育てのまちへ」

平素より多大な真心のご支援をたまわり、心より感謝申し上げます。
この度、6月議会で福祉教育常任委員会の委員長を拝命いたしました。市の福祉面、教育面はもちろん、市全体が一歩前進するために日々の研鑽を怠らず、皆さまからのお声を大切にし、全力で頑張って参ります。さて、河内長野市の子育ての魅力、府内ではトップレベルの子育て環境が河内長野にあります。
〇小学校1年生からの英語教育・外国人英語講師の配置
例えば、小学校の英語教育。通常であれば小学校3年生から開始ですが、本市では小学校1年生から英語教育を開始しています。また外国人講師(ネイティブ イングリッシュ ティーチャー)を8名雇用し、市内小中学校において、生きた英語と触れ合い、英語力を高めることが出来ます。
〇ICT(情報通信技術)を使った国際交流ICT教育(情報通信技術を活用した教育)も全国に先がけて導入。オーストラリアなど諸外国との小中学校の語学交流。青年海外協力隊JICA(ジャイカ)との国際理解教育、日韓豪との音楽交流会、パナソニックとの連携でネパール等との遠隔電池授業などを実施しています。
今年度はタブレットを使用した学習もしています。
〇府内唯一のコミュニティスクール
さらに、今年で10年目を迎えるコミュニティスクールの成果が出てきています。
コミュニティスクールとは、子どもたちを育てるのは学校だけでなく、地域でも育んでいく取り組みです。本市が、府内では唯一導入しています。その取り組みの効果が顕著に認めてきました。いじめ、登校拒否など全国の教育現場で問題になっているものが、本市では徐々に減少してきています。
コミュニティスクールは、地域の皆さまのご尽力の賜物です。深く感謝申しあげます。
〇恵まれた自然環境、子ども達に体験させたい環境
自然に恵まれていることも豊かな教育環境だと言えます。自然が身近にあると子ども達の情緒や感受性等を育むと言われています。子ども達に、孫たちに学ばせたい、体験させたいものが本市にあります。
〇人口減少、少子化等を解決するための後押しに
子育て世代、そして親世代がその魅力を再確認し、子育てのまちとして本市を選んでいただくことが肝要です。もう一度、わが故郷 河内長野市を見つめ直し、教育面を含めそれら魅力を全力で情報発信し、それと合わせて子育て施策を充実していくことが、人口減少、少子化等を解決するための後押しになると考えます。

河内長野市健康日本一をめざして!
「健康長寿を実現するために必要な一日の歩数と活動時間が明らかに」
東京都健康長寿医療センターの調査結果において、健康長寿を実現するために必要な一日の歩数と活動時間が明らかにした学術的研究の報告がありました。この研究は、一日の中で何分含まれた活動を続ければ病気を予防できるかという内容です。歩数と運動時間を示していますが、「中強度」の運動とは高齢者の場合、会話が出来る程度の早歩きが目安とのことです。
・動脈硬化、骨粗しょう症、体力低下の予防に7000歩~8000歩、早歩き15~20分。
・75歳以上の人は8000歩・早歩き20分、
・75歳未満の人は10000歩・早歩き30分でメタボリック・シンドロームの予防につながる可能性があると報告しています。
「歩くこと」と「健康」は大きく関連していることはよく知られています。今回の情報を歩くことへの動機づけとして参考にしていただけたらいいと思います。

皆さまの声がカタチに!

 〇この夏、石仏・美加の台・楠小学校、南花台・加賀田中学校の洋式トイレの増設工事をします。 

小中学校の洋式化を推進し、担当課と協議し、昨年12月議会の個人質問で、財源が確保でき、この夏休み期間に工事をすることを確認しました。
小中学校は被災時、避難所になります。洋式トイレ化は、高齢者や障がい者にも安心して使えるなど防災の観点からも重要です。これかも引き続き推進してまいります。






 〇コノミヤ北青葉台店横のバス停設置に向けた工事が開始 

石仏まちづくり会の皆さん、(株)コノミヤ、南海バス等のご尽力で、コノミヤ北青葉台店横のバス停設置に向けた工事が7月初旬から施工されました。3年前から私も地域からの強いご要望を受け、「高齢者の買い物支援」「まちづくり」の観点から議会で、また担当課等に掛け合い、あきらめずに協議を続けてきました。この件について、皆さまからお喜びのお声を聞き、大変うれしく思います。






 〇加賀田川の安全柵工事一部再開 

市の管理河川である加賀田川。市の財政状況から安全柵設置が中止に。地域の皆さまのお声からH28年9月議会で訴え、工事再開の動きになりました。今月7月初旬から一部設置工事が再開しました。






 〇滝畑ダム AED(自動体外式除細動器)設置 

市民の方のお声からパワースポット、サイクリング等で交流人口が増加している滝畑ダムにAEDを設置していただきました。






 〇南花台4丁目付近の道路標示 

南花台4丁目付近、錦秀会看護専門学校前の道路において道路標記等が数か所薄くなり、見えにくく、危ないのではと地域からのお声。担当課へ連絡し、速やかに対応して頂き、感謝いたします。






 〇南花台一号線沿い公民館の低木の伐採 

南花台一号線 公民館前 横断歩道を渡る歩行者が低木に隠れ、車内の運転手から見えにくいとのご相談。
道路課に相談し、速やかに低木を伐採していただきました。






 〇高向南交差点付近の防犯灯設置 

日没時、歩道を通る際、暗くて怖いとのお声。高向南交差点付近の防犯灯を設置していただきました。






 〇特定健診にクレアチニン・尿酸の項目が追加されました。 

今年度から慢性腎臓病を早期発見するためにクレアチニンが検査項目に追加されました。
この検査で腎臓の働きが低下していることが早期に発見できます。糖尿病からの腎障害が悪化し、透析となるケースが増えてきています。



 〇地域住民から速度制限標示がほとんど消えかかっているとのお声。 

表示場所の先に南花台小学校前の横断歩道があります。お声に合わせて根上がりやひび割れも対応していただき、感謝いたします。



6月議会 個人一般質問 ダイジェスト

【年を重ねても安心して暮らせるまちづくり】

件名1.「終の棲家」として安心して暮らせるために

要旨1 市長の公約である「大阪で高齢者が一番住みやすい町に」とは。どのようなビジョンで進むのか

 スマートシティを目指す施策の展開の中で交通対策は現在協議中である交通対策特別委員会の提言を踏まえ、大阪で高齢者が一番住みやすいまちに。

 新たな形か何らかの形でお出かけ支援をやりたいと思う。これにより健康寿命と平均寿命の差がないまちに近づけられると思う。

要望 (今後提出される)交通対策特別委員会の提言をしっかり受け止めて進めてほしい。

要旨2 健康で自分らしく人生を最期まで歩むことは誰もが願う思いである。

 河内長野市が「大阪で一番健康寿命と平均寿命の差がないまち」として進むべきではないか。

 市の保険計画と食育推進計画の整合を図り、次期計画をH 30年度に策定し、保健事業に取り組む。

要望 大阪一健康寿命を目指す本気度を見せるべき。
(H25年に大阪府が出した報告では、府内市町村別の健康寿命は河内長野市は43市町村中、男女第15位)

要旨3 高齢化率が府内の市でトップだからこそ、行政として終活を考える機会、雰囲気を作るべきでは。

 高齢者が生きがいを持ち、ボランティア活動であるとか市全体で高齢者を支える支え合いのまちづくりを行っていきたい。

要望 京都市はすでに取り組んでいる。本市もぜひ機運づくりを。

【まちの活力活性化のために】

件名2.本市の産業等の活性化のために

要旨1 自然豊かで歴史文化を誇る本市を観光産業として発展するためにも「河内長野らしいおもてなし」の方向を示し、観光協会、観光ボランティア倶楽部だけでなく商工会、市商連、そして市民全体が一枚岩となって進む必要があると考える。そういう意味からも今後策定される「観光振興計画」がどのように展開されるかが重要であると考える。

 着地型・体験型観光へと施策転換し、観光客の受け入れ態勢の強化、情報発信力の向上、次世代の担い手育成強化を図っていく。

要望 道の駅登録をされた奥河内くろまろの郷と観光案内所の情報を含めた連携と充実を。

要旨2 今後、近隣市との連携はますます重要と考える。例えば橋本市、五條市との連携をさらに進め、観光など様々な面で事業を推進すべきと考えるが見解は。

 橋本市、五條市それぞれ歴史資源を持ち、世界遺産につながるものがある。相乗効果を見せられる形で取り組みを働きかけていきたい。

要望 それらを進め交流人口を延ばしていく。また近隣市、例えば和泉市等も視野にいれていく。
要旨3 情報産業の誘致も視野に入れて(企業誘致を)働きかけているのか。

 市内の企業立地に向け、引き続き情報収集や働きかけに努める。

【人口減少対策・未来の創る子育てのまちへ】

件名3.子育てのまちとして選ばれるために

要旨1 本市の子育ての魅力は住んでみると実感するところがたくさんある。
それらの魅力を集約し、市内外にさまざまな方法で発信できるような体制になっているのか。

 広報部門と連携し、庁内各課の子育て情報を市内外に発信している。
学校では、府内唯一のコミュニティスクールの実施、小中一貫教育、府内トップレベルのICT教育、小学校1年生からの英語教育、小中学校に外国人英語指導員を配置など子育ての魅力は大きいと考える。ホームページ、スマホにも対応したサイトを考えるなどPRを増やし、情報発信していく。

要望 本市の強みである子育ての魅力、教育等の情報を市民に、子育て世代・親世代にも知ってもらうことが、定住・転入につながる。

要旨2 妊娠期から子育て期をサポートする「子育て世代包括支援センター」の現状は。産後ケア事業として出産後の心身のケアや育児のアドバイスを受ける産後ショートスティ(宿泊型産後ケア)を導入すべきではないか。

 切れ目のない子育て支援の充実に向け、先進市の事例を研究したいと考えている。

要望 その機関があることで、母親等が安心できる。