ご挨拶 庁内連携強化で未来を創る

平素より真心のご支援を賜り、感謝を申し上げます。
平成29 年度を決める3月議会において、島田市長は「未来への改革元年」と位置づけました。人口減少や少子高齢化による税収減を認める中、代表質問ではその流れを打破するためのキーワードとして限られた財源・人材で最大限の効果を発揮するために「庁内連携の強化」を訴えました。
行政は、「縦割り」といった機能別で組織構成され、業務の効率性を優先とした側面があります。これは時に不効率を認め、市民サービスを下げます。そのデメリットを最小限にし、目的が同じであれば庁内連携を行い、最大効果の事業、市民サービスを行える体制が必要です。
例えば、今回の議会で提案した「健康」に関連した事業ついては、スポーツや生涯学習等の担当の文化スポーツ課、保健事業は健康推進課、介護の担当はいきいき高齢福祉課、介護保険課と多数の課が関連します。この関係課の連携を今まで以上に強化することで、限られた予算の中で、効率よく最大限の事業効果をあげ、市民サービスを提供できると考えます。
そういう意味から、救急体制を前進するための施策は大変評価できます。
昨年度から医師会、地域医療連携室、消防署、他市含めた病院関係、介護関係等が超高齢化社会での医療と介護の連携の課題を見据え、解決のための協議を積み重ねています。それにより病状急変のリスクのある患者等と病院をつなぐブルーカードシステム(休日夜間病状急変時対応型システム)の導入、急増する救急搬送を見据えて救急隊等を増やす予算となりました。
今後、商工や観光等が発展していく上で、庁内のみならず関係機関、関係団体、さらに広域での連携強化が不可欠と考えます。しっかり推進していきます。
今年度も皆さまのお声を大切にし、本市の未来を創るために全力で議員活動を頑張ってまいる所存です。
皆さまにおかれましてもご自愛していただき、益々のご活躍をお祈りいたします。

河内長野市健康日本一をめざして!
「特定健診の健診項目に腎臓の働きをみるクレアチニン、胃ガンの原因とされるピロリ菌の有無を調べる検査が追加されました」
本市は、ガンと糖尿病等が多い傾向にあります。今回、議会で訴えてきた特定健診の検査項目にクレアチニンと尿酸が、また胃癌の原因とされるピロリ菌の有無を調べる人間ドックのオプションとして追加されました。 糖尿病は、目や腎臓等の合併症が怖いと言われています。その中で糖尿病性腎症があります。この病気は、糖尿病が原因で、腎臓の働きが低下し、腎不全となり、人工透析の治療を受けなければ死に至ります。 しかし、今までの検査項目では、腎臓の機能が悪化しないとわからないものでした。追加されたクレアチニンは腎臓の働きを見ることができ、早期発見をするための指標となります。それにより早期の治療が可能となります。いかに糖尿病、ガン等を含めた生活習慣病を早期で発見し、早期治療につなげていくかがポイントです。
これからも特定健診受診率を上げるための事業(かかりつけ医、保健師・健康づくり推進員からの受診等の推奨)を推進していきます。

皆さまの声がカタチに!

 〇不法投棄の監視パトロールを追加いたしました。 

「才ノ神」辺りのグリーンロード方面に不法投棄が目立つとのお声。
担当課に連絡し、不法投棄の監視のためにパトロールのコースに加えていただきました。(1月4日)






 〇雨水路の修繕 

南花台4丁目付近 駐車場の雨水路が壊れたままで、特に夏のゲリラ豪雨で悩んでいるとのお声を聞きました。工事が終了し、お喜びの声が聞け、良かったです(1月31日)






 〇道路に白線(車道外側線)を付けて頂きました。 

南花台1丁目付近の通学路へ行くまでの道路であり、地域からご要望がありました。(平成29年3月11日) 






 〇枯れた竹を伐採。 

枯れた竹等が倒れ、電線に引っかかっていると地域の方から連絡。対応して頂きました。(平成29年3月6日)






 〇美加の台駅 ラバーポールの修繕 

ラバーポールが破損しており、担当課・南海バスが速やかに修繕して頂きました。(平成29年3月3日)






 〇観光案内所、くろまろの郷 Wi-Fi設置(大阪フリーWi-Fi) 

地方創生交付金で本市の観光の中心である観光案内所とくろまろの郷に設置されました。(平成29年3月)






 〇高向南交差点付近に防犯灯が設置されました(平成29年3月) 

371号バイパス通って南花台へ帰宅する際、道路が暗くて怖いとのお声があり、設置してただきました。




 〇行政不服関係の手続きを作成していただきました(H28.12月) 

行政庁の違法な、もしくは不当な処分(およびそのほかの公権力 の行使に当たる行為)に不服のあるものが、行政機関に対し不服を申し立てる手続きのことです。本市には市民に見えるカタチではありませんでした。この度、作成していただきました。


3月議会 代表質問 ダイジェスト

件名1.市長の市政方針から。

質問1 住み慣れた地域で安心して暮らせるまちづくりについて

 健康寿命を延ばす観点から、スポーツ、文化、保健事業、生涯学習等の各担当課の連携強化を。

 庁内関係各課や庁外関係課と連携し、施策の推進を図っている。

要望 さらに庁内連携を進めていってほしい。

 ※年代別の食生活から健康の視点を踏まえた「まちづくり」を。
※年代別の食生活の課題とは・・・若年女性のヤセ願望に伴う栄養障害等の予防、若者世代は生活習慣病や食生活改善、高齢者は低栄養にならない食生活など。

 平成30 年度に向けて第4 次保健計画と第2次食育推進計画の一体化で策定し、取り組んでいく。(各小学校区に入る)保健師、健康づくり推進員、食生活改善推進委員などの協力を得て、地域の健康力を高めるまちづくりを推進していく。

要望 地域に入り、地道な活動で推進してほしい。

 健やかで幸せに暮らせる都市「健幸都市日本一」を掲げることで市民に新たな動機づけに。

 住民主体の観点に立った総合的な取り組みの中で健幸都市実現に向けて推進していく。

要望 健幸都市日本一を目指す心意気を。

 各課は、地域包括ケアステムを理解し、全庁的な取り組みになっているか。
を積極的に受講すべき。

 地域ケア会議の活性化と医療、介護の専門職、社会福祉協議会等の連携強化について。

 地域ケア会議で多職種との連携を推進し、方向性として個別ケース事例の検討に重点を置く。

 南花台スマートエイジングシティ団地再生モデル事業の評価は。またチェックは。

 評価は、コノミヤテラスを拠点とし、子どもから高齢者までの多世代交流が図れており、買い物支援、子育て支援等で地域の支え合いがスタート。今後、商店街の参画や看護専門学校等で連携を深めていく。(チェックは)関西大学に委託し、年度ごとの実績報告を提出。市でチェックと行財政評価委員会で評価を受け、国に報告している。

要望 南花台のモデル事業を他地域にひろげていく。

質問2 まちの活力増強策について

 転入・定住促進に三世代(親子)近居・同居の視点を入れた狙いは。

 子世帯にとっては出産や育児の負担軽減、親世帯は老後の支援や介護の負担軽減を目指す。

 子育て世代に選んでもらう本市の魅力をどう発展していくか。

 安心して子どもを産み育てられる環境づくり、ICT やエアコンなどの教育環境の整備で学習効果の向上を目指している。

要望 それらの魅力の情報発信を強化へ。

 空き家の予防、利活用は。

 大阪版空き家バンクと積極的に連携していく。H29 年度から空き家等対策計画の策定を予定し、空き家所有者の意向調査等を行う。

要望 ※移住住み替え支援機構も含め、いかに市場に出すかもポイント。実績がないのでもっとPR を。
※移住住み替え支援機構・・・一般社団法人 移住・住みかえ支援機構(JTI)のこと。JTI が運営する「マイホーム借上げ制
度」は、国土交通省が支援するマイホームをJTI を経由して第三者に貸し、賃料が支払われる。

質問3 観光産業の強化について
 日本遺産認定に向けた※6 市町村の今後の展開は。

 日本遺産認定に向けた推進会議の整備をし、効果的なマーケティング、ゆかりの地をめぐる旅の企画、生涯教育等につなげたい。

要望 市町村の連携をさらに発展すべき。
※6 市町村・・・日本遺産認定に向け、楠木正成・正行ゆかりの地として、本市を含め、神戸市、四条畷市、島本町、千早赤阪村、富田林市で連携した。

 くろまろの郷が道の駅に登録した後のビジョンは。

 この4 月後半頃に問題なく登録されると聞いている。4 月から自転車、農園等の体験メニューも始める。今後もメニューを開発していく。(4月21日、道の駅登録が決定しました)

要望 おもてなしが出来るように。メニューを開発し、半日・一日遊べる拠点に。

 文化遺産を維持するためにふるさと納税、
※クラウドファウンディングはどうか。
※クラウドファウンディング・・ある目的のためにインターネットを通じて不特定多数の人から資金の出資や協力を募る方法

 ふるさと納税は、河内長野市のものを売り出す。クラウドファンディングは楠木正成・正行親子のいろんな側面に共鳴した人に寄付を募る仕組みをつくりたい。

 商工会、観光協会、観光ボランティア倶楽部との連携を強化すべきではないか

 日本遺産の認定に向けて協力して、いろんな活動をし、それを促進していきたい。

要望 本市のシティマラソンも2000 人以上参加されている。商工会等の連携強化し、経済活性化へ。

質問4 企業等誘致及び活性化事業について

 水素ステーションの誘致は。

 水素ステーションは平成37 年度には28か所を目標とし、南河内地域への整備も想定。道の駅に誘致との考えもあるが、水素が次のエネルギーになるか慎重に対応する。(ただし)市街化調整区域ではすべて基準があえば設置が可能。

要望 誘致を進めてほしい。

 本市も地元金融機関と協定を結び地元産業の後押しになるのではないか。

 H26 年度に日本政策金融公庫及び市商工会と本市の3 社で産業振興連携協定を結び、融資に対する利子補給制度、創業セミナー等で協力している。市内の金融機関と積極的に情報交換を図り、実質的な連携を図りたい。
※利子補給制度・・・行政が、特定の融資を行った金融機関に対して、借入者の利子負担を軽減する制度。

 大阪南部高速道路や堺アクセス、畑下里線拡幅等の道路の見通しは。

 高速道路は、国土交通大臣への要望、府知事との面談等、事業化に向け、活動を行っている。堺アクセス含めた畑下里線拡幅も府、堺市と協議を重ね、早期事業化に向け、取り組んでいく。

件名2.イノシシ対策について

質問1 イノシシ等の有害鳥獣はその数も拡大し、生息域の拡大しているため広域駆除体制の
制度構築と捕獲後の有効な処理方法としてジビエについて

 市有害鳥獣対策協議会の支援のもと、猟期以外にも通年で銃またはわなで捕獲活動を実施している。本年は概ね300 頭の捕獲(昨年127 頭)を見込んでいる。府や近隣市町村と協力体制を深めていきたい。ジビエは、食肉として流通していくには国のガイドラインに基づき、適正な施設で処理が必要。しかし、年間捕獲頭数から市単独では採算面が困難。近隣市町村に存在する施設活用の可能性を検討している。